松戸市 F様邸 屋根外壁塗装
前回別の業者に塗装してもらってから10年程で、スレート屋根は塗膜が剥がれ劣化がかなり進行していました。
外壁も気泡等を下処理せず塗られており、そのまま気泡が大きく膨らんでしまったり、チョーキングが酷くなっておりました。
屋根は遮熱塗料、外壁はサンダーで下処理後ラジカル制御型水性塗料(通常の水性塗料より高耐久)を使用し、ご希望のトーンダウン仕上げとなりました。
答えは簡単ですが、スレート(コロニアル)屋根やモルタル系、木製、サイディング等外壁そのものは
正確には瓦屋根や一部の特殊な外壁素材を除き、多くの屋根材、外壁の材質そのものは水分を吸い込んでしまいます!
もちろん物質にダメージを与える紫外線の影響でも劣化します!
建物の素材そのものを防ぐのは屋根でも外壁でもなく(一部を除く)
ですから、しっかりメーカーの定めた塗りの回数(ほとんどが下塗り➡中塗り➡上塗りの3回)で丁寧に施工する必要があるのです!
見た目の問題で塗り替えるのではなく、耐久性を持たせ家を長持ちさせる※ついでにカラーも楽しむ
ために塗装をする必要があるのです!!
※クリヤー剤等2度塗り、状態・材質により4度塗りするケースもあります。
また、塗料をただ塗るだけではなく状態によっては塗る前の下地処理や塗料が剥がれにくくするために施す塗り方や材料もあります。
※同業者さんに教えるわけにはいかないので、ここでは詳しくはお話しませんが...f(^_^;
まだ築15年程ではありますが、茶色に見える部分は変色ではなく『茶苔』です。
築年数が浅くても、陽当たりや降雨後の乾き具合で方角によって一つの面がこのように苔だらけになることは珍しくありません。
塗装の膜が無くなり水分を吸収した屋根材は苔の胞子が付着して、このような状態になりすが、言ってみれば『塗膜が無くなり塗装をするタイミング』でもあるのです。
※できればもう少し早めに施工するのがベストです。
棟板金が中央部分から若干捲れるように浮き始めています。
これは板金を押さえてある釘や中にある棟木そのものが浮いてきていると思われます。
この状態で放置すると、隙間から雨が入りやすくなり、中にある棟木が濡れて腐食してしまいます。棟木が劣化すると最悪の場合、強風時に板金が捲れ上がったり外れて二次被害を招く事もあります。
まだ綺麗ではありますが、若干水分を含んでおり、こちらの写真以外の棟木はひび割れしている箇所もありました。
屋根塗装のついでと言ってはなんですが、今回は棟板金と下地木の棟木を交換致しました。
塗装だけして、また数年後に板金のみ施工するより同時の方が効率的で一度に今後のリスクを回避できます!
高圧洗浄機は、性能により時速何㎞という噴射能力に差があります。当社で使う物は一般家庭向けの洗浄機の比ではなく、ご覧のように洗浄だけでもかなり綺麗にはなります。
これで苔や汚れ、古い塗膜も落としていきます。
下処理もしっかりやらなければ、その後の塗装の食い付きに影響してきます。
遮熱塗料でしっかり3度塗り仕上げで完了です!遮熱塗料なので紫外線を反射しており、見る角度でちょっと青っぽく見えますが、こちらはブラックとなります。
メーカー耐久テストで15年の高耐久性遮熱塗料で屋根塗装補修工事は完了し、施主様も大満足されていました!有難うございました!
サービスで今回施工しなかった外壁も洗浄させて頂きました。
今回は壊れていてしばらく使っていなかったという浴室の換気扇も交換工事させて頂きました。
屋根外壁専門店ではありますが、地元で長年工務店としてやってきたネットワークがありますので、ちょっとした他の工事もお任せください(o^-^o)